【パリモーターショー08】VW ゴルフ 新型、早くもGTIが登場

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フォルクスワーゲンAGは9月25日、新型『ゴルフGTI』の概要を明らかにした。最大出力210psの2.0リットル直4ターボを搭載。0-100km/h加速7.2秒、最高速度239km/hとGTIの名にふさわしいパフォーマンスを実現している。

外観のデザインテーマは「アグレッシブ&スポーティ」。グリルやバンパーは専用デザインで、エアダム内部はハニカムメッシュ仕上げ。ヘッドランプは内部をブラックアウトし、グリルには「GTI」エンブレムと2本の赤いストライプがあしらわれている。角型のフォグランプがボディサイドぎりぎりに配置されているのもポイントだ。

リアはテールレンズ内部の配色がGTI専用になるほか、マフラーは左右デュアルタイプに変更。18インチのアルミホイールは現行のデザインを踏襲する。歴代GTIと同じく外観の変更点は最小限だ。フォルクスワーゲンは「新型ゴルフのデザインには自信を持っている。だからGTIには重量が増える余計な装飾は加えたくなかった」とコメントしている。

エンジンは現行型と同じく2リットル直4の直噴「FSI」ターボ。最大出力は10psアップし210ps。最大トルク28.6kgmで現行型と同じく1800rpmという低い回転域で発生する。0-100km/h加速は7.2秒、最高速度は239km/h。燃費は欧州複合モードで13.3km/リットルと良好だ。

足回りは車高を22mm低くした専用スポーツサスペンションを採用。ブレーキもグレードアップされた。DCCアダブティブダンピング、XDS電子デファレンシャルといった最新機構も盛り込まれる。

インテリアはGTIのロゴ入りスポーツシート、赤ステッチ入りのレザーステアリングホイールを採用。現行型と同様に、ステアリングはフラットボトムタイプ。新たに電話やオーディオなどの操作スイッチを追加した。シート生地はGTIの伝統であるチェックパターン仕上げだ。ミッションは6速MTだが、市販時には「DSG」も用意されると思われる。

新型GTIは10月2日に始まるパリモーターショーで世界初公開。欧州では2009年春に発売される。現行ゴルフGTIは世界累計販売台数170万台という人気車種。新型もファンの期待を裏切らない完成度を備えていると見てよさそうだ。

《森脇稔》

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