日産自動車の西沢正昭執行役員は24日に行われた日産カスタマーサービスセンターの説明会で、同センターの設置の狙いについて、販売会社への修理支援の強化を挙げた。
同執行役員によると、日産のクルマを買った顧客のうち、40%が日産のディーラーに再来しないそうだ。そして、そのうち15 - 20%の人がサービス関係を理由に挙げていたという。
「これはトライアルで調べた数字で、今後もっときちんと調べないといけない。なぜ日産のディーラーでサービスを受けずに、他でサービスを受けたのか理由を調査して、ひとつひとつ手を打っていきたい」と西沢執行役員。
同センターでは、販売会社のスキル向上ということで、発生した問題に対する故障診断や修理方法の研究を行っている。また、4輪シャシーダイナモやシャワーテスターを設置して、販売会社へのサービスサポートの迅速化と質の向上を目指している。