東芝、HD DVD事業から撤退を正式発表…パソコン、ゲームでも

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東芝は、HD DVD事業から撤退すると正式に発表した。これで次世代DVDを巡る規格争いはソニーが主導するブルーレイの勝利が決まった。

東芝はこれまでHD DVD規格に基づいたプレーヤー、レコーダーのグローバルな事業を展開してきたものの、映画会社や小売店が相次いでブルーレイを支持するなど、事業環境の変化で、今後の事業戦略を総合的に検討した結果、撤退することを決定した。

この決定によりHD DVDプレーヤー及びレコーダーは、今後の新規の開発、生産は中止するとともに、今後、同社からの流通チャネルに対する製品の出荷は縮小し、3月末を目処に事業を終息する。

商品に関するサポート及びアフターサービスは今後も継続する。パソコン、ゲーム向けなどのHD DVDドライブについても顧客企業の需要に配慮し、同様に量産を終了する。

東芝では、市場シェアではブルーレイが圧勝し、ブルーレイの支持が拡がる中で、次世代DVD議論の長期化による事業への影響や、消費者をはじめとする市場での影響から、早期に姿勢を明確にすることが重要と判断、発売から約2年でHD DVDは姿を消すことになる。

《レスポンス編集部》

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