富士重工業は、スバル『フォレスター』シリーズをフルモデルチェンジし、25日から発売した。
新型フォレスターは、「ベスト・バランス・フォー・アクティブ・ライフ」を商品コンセプトに、クルマによってライフスタイルがアクティブでさらに楽しいものとなる最良の1台となることを目指して開発した。
フォレスターは、1997年の初代モデル発売以来、高い走破性とシンメトリカルAWDによる高い走行性能、見晴らしの良いアイポイントによる使いやすさが、国内外の市場で高い評価を得てきた。第3世代となる新型は、こうしたフォレスター本来の強みを究め、「パッケージング」、「走り」、「環境」という3つの要素を絶妙にバランスし凝縮したとしている。
全長、全高、全幅、ホイールベースを拡大させながらもリヤオーバーハングを抑えることで、優れた取り回し性と快適でゆとりある室内空間を実現した。フロントトレッドの拡大によりタイヤの切れ角を増やし、5.3mの優れた最小回転半径を実現する。
アプローチアングル、ディパーチャーアングルも最適化した。225mmのロードクリアランスとともに、ラフロードなどでの高い走破性を実現する。新開発のダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションの採用でカーゴスペースの張り出しを抑え、カーゴルームのユーティリティを向上。9インチサイズのゴルフバッグを横に4個積載可能だ。
室内はフロントシートのヘッドレストを取り外し後方に倒すと、くつろぎのスペースが広がるソフトフラットシート機能を採用した。リヤシートに、6:4分割可倒機能を装備した。一部グレードにリヤゲート側からワンタッチでリヤシートを前倒しできるワンタッチフォールディング機能を装備した。リヤシートにリクライニング機構を装備し、後席の快適性の向上を図った。
新型フォレスターをベースとした福祉車両「トランスケア・ウイングシート・リフトタイプ」は、2008年2月末に発売する予定だ。