気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年11月15日付
●ガソリン150円突破(読売・2面)
●社説/道路整備計画:特定財源維持ありきの国交省案(読売・3面)
●パトライト 創業家が子会社化(読売・8面)
●消費増税来年度見送りへ 政府・自民、世論を意識(朝日・1面)
●独VW、東証上場廃止へ(朝日・13面)
●富士重 ビームスと共同開発車 若い女性向けインプレッサ(東京・8面)
●住友ゴム、タイヤに変形の恐れ(東京・28面)
●高速道の夜間無料化を検討、輸送用で自民幹事長(日経・2面)
●オートバックスCB発行中止 引受先投資会社、払い込まず(日経・15面)
ひとくちコメント
レギュラーガソリンの1リットル当たり全国平均小売価格が初めて150円を超えたという。石油情報センターが発表した石油製品の価格調査によると、レギュラーガソリンの1リットル当たり全国平均小売価格は、原油高を背景に前週比20銭高の150円10銭まで上昇。調査開始以来の最高値を更新したという。
年末年始にはさらに一段の値上げも予想される。原油高騰を背景に新日本石油はじめ石油元売り大手各社が卸価格を大幅に引き上げ、店頭価格への転嫁が広がっているためだ。
それはともかく、ドライバー自身が給油するセルフサービス式のガソリンスタンドで、ガソリン車に軽油を間違えて給油し、車が動かなくなるトラブルが相次いでいるそうだ。ガソリン高騰で少しでも安いガソリンを求めたいとする気持ちはよくわかる。しかし、なかには「軽自動車だから軽油を入れた」と、笑うに笑えぬ無知なユーザーもいるという。
きょうの各紙の社説には道路特定財源見直しの話題を取りあげているが、来年3月に期限切れとなる上乗せ税率分を撤廃するだけでも約25円も負担が軽減される。お人好しの自動車ユーザーも150円を突破してはこのまま黙ってはいられない。永田町や霞ヶ関に向かって怒りの声をもっと上げるべきだ。