日産自動車は5日、東京モーターショーに出展するコンセプトカー『ピボ2』(PIVO 2)を先行公開した。そのエクステリアデザインのモチーフは、動物のかわいらしさ、しぐさ、たたずまいだという。
デザインを担当した株式会社クリエイティブボックスのデザイナーの金澤康男さんは、以下のように言っている。
「デザイン開発の参考にキャラクターグッズなども見ましたが、しっくり来ませんでした。今回のコンセプトカーは、周りのモノに合わせる感覚では開発しませんでした。途中で、若い女性にもデザインを見てもらい、確認もしてきました」
「フェンダーに代表されるような、“ブルーン”といった感じの面に仕上げています。張りをもたせつつも、やわらかな面にしました。同時に“いきいき”さを狙いました」
「このデザインは、一枚ドアだから実現できたんだと思います。コクーンに乗り込む感覚で、ゆったりしてほしい」
非常に複雑で、味わいのあるサイド断面は、要注目である。