スーパー耐久シリーズの2007年第3戦「第14回十勝24時間レース」は、7月14から16日にかけて、北海道十勝スピードウェイにて開催された。
決勝は15日15時からスタートし、ゴールは16日15時。夜間に雨が降るコンディションの悪い中でのレースを制して総合優勝に輝いたのは、第3戦限定で唯一のTP-1/GTクラスとして参戦したハイブリッドカーの「DENSO SARD SUPRA HV-R」(TOYOTA TEAM SARD・039号車)。
ドライバーは飯田章、平中克幸、アンドレ・クート、片岡龍也の4人だ。ベースがSUPER GTのスープラだけに、ST-class1ともかなり性能差があり、2位に19周もの大差をつけた圧倒的な勝利を収めた。
シリーズ通常時の最上位カテゴリーであるST-class1の1位=総合2位に入ったのが、エンドレススポーツの3号車「エンドレスアドバン Z」(影山正美/青木孝行/藤井誠暢)。ST-class1はトップが激しく入れ替わる展開の中、明け方からトップに立ちST-class1の開幕3連勝を達成した。
今回は『ランサー』のみのエントリーとなったST-class2は、本命のオーリンズレーシングの11号車「オーリンズランサーEVO MR」(木下隆之/中谷明彦/菊地靖/福山英朗)がクラス優勝。
ST-class3はトップ4台によるサバイバル戦が展開され、牧口エンジニアリングの27号車「FINA GSX ADVAN M3」(長島正興/村田信博/小林且雄/近藤真彦)がクラス2連勝を達成した。
ST-class4もサバイバル戦となり、スポット参戦したフォーミュラドリームレーシングの10号車「FD CIVIC Type R」(塚越広大/伊沢拓也/中山友貴)が優勝。
さらに、第3戦限定のエコカーのTP-1クラスは、バイオエタノール車の96号車「ジェネシス・十勝エタノールDC」(面野一/長川秀一/森徹/鹿内邦宜)が、バイオディーゼル車のセアト「レオン2.0Tdi」を制して優勝している。