トヨタ自動車デザイン部の永長和久グループ長は、トヨタ『ヴォクシー』『ノア』の特徴は、“ハコデザイン”であるという。
「ライトはもちろん、グリルを含むディテールはすべて縦基調で表現しています。実は敢えてハコらしく、重々しい印象を表現しているんです。さらに、今回のモデルチェンジではベルトラインを上げ、ボディパネルを大きく見せることで、重々しい印象を強調しています」
30歳代の子育てファミリーと若者をターゲットにしたヴォクシーのエクステリアは、上下に区切られたフロントライトや、クロームの効いたリアコンビライトでクールさを表現。
30−40歳代の子育てファミリーをターゲットにしたノアのほうは、フロント中央に大きく開くグリルのせいか躍動感があり、威風堂々とした印象だ。
先代よりもシンプルになっているので、写真では両モデルとも迫力をあまり感じないかもしれないが、実車をみると、動きを取り入れたボディはかなり迫力を増していることがわかる。迫力を求めるユーザーは実車をみて評価することをおすすめする。