国土交通省は1日、新たな地域名表示ナンバー(ご当地ナンバー)で「富士山ナンバー」の導入を決めた。
同ナンバーは山梨、静岡の両県から導入が要望されていたが、対象地域が複数の運輸支局にまたがることなどから、他のご当地ナンバーが導入された06年度での導入は見送っていた。富士山ナンバーは08年秋頃の導入を目指す。
国交省では富士山ナンバーについて、対象地域が複数の運輸支局にまたがるため、行政事務などへの影響については慎重な検討が必要としていた。しかし、05年11月の構造改革特区要望として、山梨県と静岡県が導入を求めたことから、両県と要望地域自治体とで検討を重ね、このほど導入が可能との結論に達した。
富士山ナンバーの対象としている要望地域は現在、山梨県が富士吉田市や富士河口湖町などの6市町村、静岡県が富士宮市や御殿場市などの6市町。