「日本のユーザーの舌が肥えてきたからこそ提案できたインテリアといえます。」と語るのは、『ブレイド』(06年12月21日発表)のインテリアを担当した、トヨタ自動車デザイン本部第一トヨタデザイン部グループ長の永津直樹デザイナー。
「アルカンターラという素材は毛の流れがあるので触ると模様のように見えます。それが日本のユーザーには好まれなかった。同じようにアイボリーカラーも汚れが目立ちやすいので提案しづらかったんです」
「さすがにアイボリーは汚れが目立ちやすいので、アイボリーを選択した場合、ドアアームレストやチルトアームレストの部分にはレザーに変更する配慮をしています」
「アッパーボックスやメーターフードをアルカンターラ張りにすることで高級感を表現し、CMのキャッチコピーの『大人しくない大人に』というテーマを表現したということです」