JDパワー・アンド・アソシエイツが行った新車購入の満足度調査で、ジャガーがトップであることが判明した。
新車購入時の満足度はディーラーの設備、セールスパーソンの接客態度、書類の記入やローン申請などの手続き、デリバリーのプロセス、車両価格などを総合して判断される。
1000ポイントを満点とする調査結果で、ジャガーは912ポイントを獲得。これは昨年に比べ23ポイントアップで、調査開始以来の最高点となっている。2位はGMのキャデラックで891点だった。3位はポルシェとリンカーンが同点、続いてGMのサターン、トヨタ自動車のレクサスは5位という結果だった。
今回の結果で気になるのは、シボレー、フォードがホンダ、トヨタよりも上位につけたこと。またジープ、クライスラー、ダッジの各ブランドも、トヨタより上位につけた。
この結果について、トヨタ、ホンダを始めとする日本車ブランドは売れ行きが好調のため、特にディーラーの努力が必要ないためではないか、とJDパワーは分析。一方で業績回復に必死なビッグ3のブランドは顧客サービスが改善していると見られる。
しかしこのところ品質調査でも日本車と他のブランドの差は縮まっており、今後こうしたディーラーでの接客態度などが売れ行きに影響をもたらす可能性は大きい。