開催中のパリモーターショー(一般公開:9月30日−10月15日)では、シトロエンが7人乗りの新型コンパクトMPV『C4ピカソ』を発表した。
C4ピカソの特徴は、フロントの視野が広いことで、これは「ビジオスペース」と呼ばれる。まず、フロントグラスには水平広角のワイドスクリーンを採用。さらに縦方向の視野角は、通常のMPVならば35度前後となるが、C4ピカソでは2倍の70度を実現。横にも縦にも広い視野を確保できる。
サイズは、全長4.59m、車幅1.83m、車高1.66mで、車内スペースはゆったりととられている。2列目のシートは、3つとも45cmと同じ横幅のため、中央のシートでも窮屈な思いをしなくてもすむ。
エンジンは4タイプ用意されており、ガソリンは、2.0i(143bhp)、1.8i(127bhp)の2タイプ、ディーゼルはHDi(110bhp、138bhp)の2タイプ。
また6速のエレクトロニック・ギアボックスを採用。状況に応じてマニュアルとオートマチックのどちらにも切り替えられる。マニュアルの場合は、ステアリングホイールにつけられたパドルでギアチェンジを行う。
発売は、フランスで10月から、欧州の他地域では2006年中となる。