車の高値買い取り店舗を自動抽出 検索エンジンで

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車の高値買い取り店舗を自動抽出 検索エンジンで
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中古車検索サイト『カーフィー』を運営するクインランド・カーズは、車を売りたいユーザーの希望と、高値で購入してくれる可能性のある販売店とを、ウェブ上で自動的にリンクさせる『バイヤー検索』システムを完成、11日に正式発表した。8月よりすでにカーフィー内で運営が始まっている。

カーフィーが他の中古車販売ウェブサイトと異なる点は、中古車販売店が物件をサイトに登録するのではなく、ロボットがインターネット上の中古車在庫情報を抽出する「中古車特化型検索エンジン」であること。カーフィーが掲載する中古車在庫数は2万店舗以上の70万台以上。他社ではカーセンサーが18万台で最大規模である。

バイヤー検索は、ユーザーの査定依頼情報に応じた中古車販売店を自動抽出する。そしてユーザーはリストアップされた店舗の中からさらに自分で店舗を選んで、査定を依頼する(したがってネットで査定を受け付ける店舗が対象)。ユーザーの利用は無料。そして販売店が直接ユーザーに連絡することになる。

ただしカーフィーから中古車販売店へ送られるユーザーの査定依頼には、すべての個人情報は含まれていない。また、中古車販売店もすべての査定依頼に応じるとは限らない。中古車販売店は興味のある物件があったとき、カーフィーにユーザー情報の提供を依頼、ここで料金が発生する。中古車販売店がカーフィーに支払う情報料は1件につき5000円。

カーフィーでは、オークションなどの中間媒体がなくなるため、中古車買い取り価格の上昇、販売価格の低下が期待できるとしている。また中小規模ゆえ取引機会の少なかった中古車販売店のハンデがなくなるとしている。

カーフィーは毎月15万人(台)が査定を依頼、中古車販売店からは75万件の情報提供依頼があると予想している。

《高木啓》

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