バスが電柱に衝突、運転手が意識失う?

自動車 社会 社会

6日夜、福岡県北九州市小倉北区内の国道3号で、西鉄バスが運行する路線バスが道路左側に逸脱し、電柱に激突する事故が起きた。バスの前面部は大破し、乗客12人が打撲などの軽傷を負っている。運転手の意識喪失が事故の直接原因とみられている。

福岡県警・小倉北署によると、事故が起きたのは6日の午後9時20分ごろ。北九州市小倉北区高浜1丁目付近の国道3号で、西鉄バスが運行する路線バス(青葉車庫発、田野浦行き臨時便)が走行中に道路左側に逸脱。歩道に半ば乗り上げるとともに、電柱に激突した。衝突によってバスの前面部は大破。39人の乗客のうち前部付近いた12人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されて手当てを受けた。

バスを運転していた34歳の男性は警察の調べに対して「衝突直前に意識を失っていた」と供述。前方の席に座っていた乗客は運転手が窓にもたれかかるようにしていた姿を事故直前に目撃しており、衝突後に呼びかけてもなかなか起き上がらなかったことから「事故の衝撃で死んだのかと思った」と警察に証言している。

運転手は精密検査のために入院したが、「以前から意識を失うことが何度かあった」などとも話しており、警察ではバス会社側にも事情を聞く方針だ。ただし、バス会社は運転手からそのような申告は一度も受けていないと現時点ではコメントしている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集