イギリスの自動車雑誌『オートカー』が行った、0-100-0マイル/hコンテストで、ブガッティ『ヴェイロン』が、25車種の市販されているスポーツカーのうち、もっとも良い成績を収めた。
0-100-0マイル/hコンテストとは、停止している自動車が、100マイル/h(160km/h)まで加速し、そこからふたたび停止するまでの時間を競うもの。
ヴェイロンは100マイル/hに達するまでにわずか5.5秒。そのスピードから停止するまでに4.4秒と、トータル9.9秒で優勝した。ちなみにA1グランプリ用マシンは、8.4秒とヴェイロンの記録を上回っている。
このコンテストでは、加速だけでなく減速の能力も重要となるため、通常はケーターハムなどの軽量スポーツカーの方が有利とされてきた。しかし総重量が1890kgもあるヴェイロンは、16気筒987bhpエンジンにものを言わせて急加速を行った。ヴェイロンは1億円を超える高級車だが、価格だけでなく性能も高級ということが証明された。