日揮、米国でバイオエタノール生産事業に参画

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大手エンジニアリング会社の日揮はこのほど、自動車燃料用バイオエタノール製造・販売事業を実施するため、米国アルケノール社と事業開発基本協定を締結した。

両社はカリフォルニア州オレンジ郡に事業会社を設立し、年産3万キロリットルのバイオエタノールを製造・販売する。生産されるバイオエタノールは、原料にサトウキビやトウモロコシなどの食料や飼料を使わず、廃棄物として処分されている木質廃棄物を利用する画期的なものだ。

総事業費は50億−60億円規模で、06年中にプロセス設計を完成させ、07年初頭に事業会社を設立して設備建設に着手する。生産開始は09年初頭。今後、両社はこのプロジェクトの他に米国内で同様の事業開発を進めていく予定である。

また、日揮はフィリピン、タイ、インドネシアなど東南アジア地域でもバイオエタノール製造事業を手がけていく方針である。

《山田清志》

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