ニュルブルクリンクで行われたF1第5戦ヨーロッパGP決勝は前戦サンマリノに続くフェルナンド・アロンソ(ルノー)VSミハエル・シューマッハ(フェラーリ)の一騎打ちとなった。予選を制したのはアロンソ。ミハエル・シューマッハがフロントロウに並んだ。
序盤はスタートでトップを守ったアロンソをシューマッハが追う展開となった。最初の勝負となった一度目のピットストップでは1周先にピットに入ったアロンソがポジションを守った。そして2度目のピットストップ、3周遅れでピットインしたミハエル・シューマッハが順位を逆転。
トップに立ったミハエル・シューマッハがサンマリノに続く2連勝を母国の観衆の前で達成した。アロンソは2位、最後はキミ・ライコネン(マクラーレン)の猛追に耐えたフェリペ・マッサ(フェラーリ)が初めての表彰台に上った。
一方、ホンダ、トヨタ勢は元気がなく、ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)が5位入賞を果たしたほかは、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)が9位完走。ジェンソン・バトン(ホンダ)、ラルフ・シューマッハ(トヨタ)は共にエンジントラブルで姿を消した。
井出有治に代わりスーパーアグリからF1デビューを果たしたフランク・モンタニーはレース半ばでトラブルのためリタイア。佐藤琢磨もハイドロ系のトラブルのためレース途中でマシンを降りている。