追突被害者が逃げるクルマを追いかける

自動車 社会 社会

神奈川県警は24日、相模原市内で軽傷ひき逃げ事件を起こした31歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反容疑で逮捕した。被害者が約2kmに渡って追跡し、男の身柄を確保して警察に引き渡したという。

神奈川県警・相模原署によると、事件が起きたのは23日の午後7時50分ごろ。相模原市陽光台2丁目付近の県道交差点で信号待ちをしていた乗用車に対し、後ろから走ってきた別の乗用車が追突した。

被追突側のクルマを運転していた34歳の男性は頚部打撲の軽傷を負ったが、追突側のクルマが逃走したため、痛みをこらえて自ら追跡を開始。約2kmに渡って逃げるクルマを追い続けた。

逃走していたクルマは動揺したのかハンドル操作を誤り、民家のブロック塀に接触する事故を起こして停止。運転していた男の身柄は男性が確保し、通報を受けて駆けつけた同署員に引き渡された。その後の調べで開成町内に住む31歳の男と判明。逃走の容疑を認めたために23日深夜までに逮捕された。警察では逃走した事情について、男を追及している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース