アジアでは、年が明けてもっとも早い時期に始まる国際モーターショーとなる、タイのバンコクモーターショーが22日に開幕した。
「DETOROIT OF ASIA(アジアのデトロイト)」とうたっているようにタイは自動車産業が盛んな地域で、日本の自動車メーカーも全メーカーが現地工場を持ち生産を拡大中。クルマはヨーロッパや日本をはじめ世界中に輸出していて、自動車産業は今やタイを支える大きな柱なのだ。
そんなお国柄を反映して、モーターショーも規模こそやや小さめとはいえメーカーの力の入れ方はハンパではない。タイに工場を持つ日本の自動車メーカーはもちろんのこと、裕福層を狙い攻めの販売戦略を続けているメルセデスベンツやBMWそしてジャガーなど、ヨーロッパも先進国のショーと同じレベルのブースを構えて来場者にアピールしている。
昨年は9日間の日程で約170万人が訪れるなど、この国でのクルマの関心は日本以上ともいえるのだ。