NECとアルティア橋本は、ラジエターグリルなどの外装部品などの生産に必要な金型や製造設備にRDIC(ICタグ)を直接取り付けて金型を管理する、「金型管理システム」の実証実験を展開中だ。
今後アルティア橋本の6工場で保有する4万点の金型や製造機械など全てにRFIDを取り付ける。棚卸作業工程の80%削減や資産管理精度の向上を図る。
金型はRFIDの装着が困難な金属素材で、高熱、油、振動、湿度などの厳しい環境下で利用されるため、従来だとこうした管理は困難だった。
NECは金型に直付けできるRFIDを開発、資産棚卸や工場間移動の際にハンディターミナルを通してサーバの資産管理電子台帳上にある保管場所情報や移管情報を参照し、それらの内容を適宜変更する。これによる迅速、かつ正確に資産情報の確認・変更が行えるとしている。