トヨタ ランドクルーザー が危ない---日本損害保険協会調べ

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「最も盗難にあうクルマはトヨタ『ランドクルーザー』」---日本損害保険協会が昨年11月に実施した自動車盗難についての実態調査でこんな結果が出た。

日本損保協会によると、05年11月の車両本体の盗難件数は1099件で、1位のランドクルーザーは106件と2位を大きく引き離した。ちなみにベスト5は、2位トヨタ『ハリアー』61件、3位『マークII』(『クレスタ』、『チェイサー』、『マークX』を含む)53件、4位『クラウン』50件、そして5位が『RAV4』で46件。新車の販売台数と同様、トヨタ車が上位を独占した形となっている。

ここ数年の傾向として、高級乗用車の盗難が減少し、RVの盗難が増加している。たとえば、高級乗用車の盗難が占める割合は02年が27.5%から05年には13.7%に減り、RV車のそれは逆に02年14.7%から05年25.1%へと増えているのだ。

これは、高級乗用車を中心にイモビライザの装着が進み、盗難が難しくなったためと見られる。また、RVの割合が増加しているのは、海外での人気が高いためで、盗難されたRVの多くは海外に不正輸出されている可能性が高いという。

ある日、海外で自分の愛車が走っていることにならないよう、クルマの盗難には細心の注意を払ってもらいたい。

《山田清志》

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