2月26日午後、埼玉県加須市内の東武鉄道・伊勢崎線の踏切で、路上教習中の教習車が閉じ込められ、通過してきた列車と衝突して大破する事故が起きた。運転していた18歳の男性と、教官の2人は衝突寸前に車外へ脱出。ケガは無かった。
埼玉県警・加須署によると、事故が起きたのは2月26日の午後3時45分ごろ。加須市花崎付近にある東武伊勢崎線の踏切で、同市内にある自動車学校の所有する教習用の乗用車が立ち往生した。
教習車は18歳の男性が運転するMT車で、踏切内でエンストを起こして立ち往生。再始動を試みたが、踏切の警報機が鳴り出したために教官と共に車外に脱出。この直後に現場に差しかかった準急列車(伊勢崎発、浅草行き。6両編成)が衝突し、クルマは弾き飛ばされて大破している。男性と教官、電車の乗客乗員約250人にケガはなかった。
警察では運転していた男性と教官から過失往来危険容疑で事情を聞いている。