先週シェイクダウンを行ったスーパーアグリF1チームが21日、バルセロナで本格的テストをスタートさせた。
10時35分に佐藤琢磨がインストレーションラップ開始。その後発生したハイドロ系のトラブルにより午前中はわずか3周のみの走行となった。午後も雨の影響でほとんど走り込むことができなかった。
チーフテクニカルオフィサーのマーク・プレストンは、「今日のテストの最優先事項はエレクトロニクス、ハイドロリクス、ブレーキなど、『SA05』システムのテストを着手することだった。信頼性抜群というわけにはいかなかったが、だからこそわれわれはここに来たのだ。こういった問題を解決するためにね」
「しかしながら午後の雨の影響でタクがスピン。幸いマシンにダメージはなく、新トラクションコントロールソフトフェアをチェックすることができた。午後も午前中と同じようなトラブルのために短縮を強いられたが、夜を徹しての作業で明日から始まる開幕戦へのタイヤプログラムを成功させたい」と感想を述べた。