ルノーの12月期連結決算、日産のおかげで大幅増益に

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ルノーの12月期連結決算、日産のおかげで大幅増益に
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ルノーが発表した2005年12月期の連結決算で、最終利益が前年同期比18.7%増の33億6700万ユーロだった。

ルノーの新車販売台数は同1.7%増の253万3000台で、過去最高だった。欧州での販売は低迷したものの、欧州以外で『ロガン』やルノー三星(サムソン)の『SM5』『SM7』の販売が好調だった。

売上高は同1.9%増の413億3800万ユーロだった。このうち、自動車事業が同2%増の394億5800万ユーロだった。

営業利益は同37.5%減の13億2300万ユーロと大幅減益だった。売上高営業利益率は2ポイントダウンして3.2%と不振だった。モデルミックスの悪化や販売単価の低下、原材料価格の高騰で収益が悪化した。

経常利益は同19.2%減の15億1400万ユーロだった。

しかし、連結対象の日産自動車が18億2500万ユーロ貢献したほか、ABボルボの収益での貢献もあって税引前利益は同9.2%増の37億8400万ユーロだった。

2006年の見通しは、欧州域内は微減、欧州以外で成長すると見ているものの、原材料価格の高騰などで売上高営業利益率は、2005年とほぼ同レベルの2.5%を予測している。

《レスポンス編集部》

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