飲酒の発覚を恐れひき逃げ、スピード逮捕

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6日未明、長崎県雲仙市内の国道57号で、道路を横断していた男性がクルマにはねられて死亡する事故が起きた。男性をはねたクルマは逃走したが、約15分後に発見され、運転していた60歳の男が逮捕されている。

長崎県警・小浜署によると、事故が起きたのは6日の午前0時50分ごろ。雲仙市小浜町北野付近の国道57号で、道路を横断していた43歳の男性が走ってきたクルマにはねられた。男性は路上で転倒した際に頭を強打。近くの病院に収容されたが、約2時間30分後に死亡している。

警察では重傷ひき逃げ事件として周辺の捜索を開始。約15分後に現場から5kmほど離れた場所でフロントガラスの割れた軽自動車が路肩に止まっているのを発見。運転していた60歳の男に職務質問を実施したところ、ひき逃げ容疑を認めたため、業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

男の呼気からは酒気帯び相当量のアルコール分も検出されており、警察の調べに対しては「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた。ガラスが割れていたので怖くなったし、逃げられないと思って路肩にクルマを止めた」などと話しているという。被害者が死亡していることから、今後は容疑を業務上過失致死に切り替えて調べを進める方針だ。

《石田真一》

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