ホンダ・レーシングF1チームが25日、スペインにて2006年チャレンジャーの「RA106」を発表した。
ホンダにとって1968年以来となるワークスチームとしての新型車発表、通常1台しか用意されない新型車を2台仕上げたところにホンダの気合いが見て取れる。
1964年にホンダがモータースポーツにデビューして以来、ホンダのモータースポーツアイデンティティを象徴してきた“ホンダ・レーシング・ホワイト”のキャンバスに今年いっぱいタイトルスポンサーとして残留するラッキーストライクのマークが施されている。
「2006年の目標はレース優勝。その目的を達成するためにベストを尽くす。2005年を通じ、今後の目標に見合うための重要な土台作りを行って来た。特に今年からはワークスチームとして、ホンダR&Dの技術資産を得られたことは非常に重要な意味を持っている。今日ここにジェンソン、ルーベンスそれぞれに新車を2台用意できたことは、我々の生産技術の高さと決意の現れにほかならない。さらに今年稼働予定の新風洞とともに、ステップアップする用意は整っている」と、ニック・フライCEOは語った。