16日に発表された新型トヨタ『エスティマ』、初代からの特徴であるワンモーションシルエットを継承しつつ何が変わったのか? デザイナーはファミリー臭さを排除した“ミニバンのスポーツカー”をめざした。
「ミニバンというジャンルを考えるとメインユーザーは40代のファミリーが出てくるが、我々は“ミニバンのスポーツカー”を作りたかった」と語るのはトヨタ自動車デザイン本部第2トヨタデザイン部の白澤敏彦グループ長。
「ファミリー臭さや生活臭を排除したスタイリングを目指した。そういった部分ではヤングエグゼクティブがターゲット」
インテリアに関しては「超ロングスライドのセカンドシートやオットマン、天井を使ったスピーカーなど、ミニバンに今までなかった機能を追加している。生活臭を感じさせない特別な空間作りをした」
「一見キープコンセプトに見える操作系も細かく進化している。シンプルなセンタークラスターや主張させず自然にインテグレートしたナビなどクリーンな造形になっている。操作のし易さも向上している」