イギリスのスポーツカーメーカー「ノーブル」の日本輸入代理権を獲得したオートトレーディングルフトジャパン(以下オートトレーディング)は10日、その主力モデル『M400』を日本で発表した。
ノーブルの創業者であるリー・ノーブルは、日本でも販売されていたロータス『23』やフェラーリ『P4』といったレプリカモデルを設計・製作していた人物。フォード製V8を搭載したスーパースポーツ『アスカリ』もノーブルの手になる一台だ。1998年に「ノーブル・オートモーティブ」を設立後は、まったく新しいスーパースポーツの製作に取り組み、2000年にフォード製V6エンジンをミッドシップに搭載した『M12』を発売した。
今回発表したM400はその発展版と言えるもの。ツインターボが装着されたフォード製V6は425馬力を発揮する一方、スペースフレームシャシーによって車重はわずか1080kg。パワー・ウエイトレシオは車名の由来となる400ps/トン、最高速は296km/hに達する。イギリスの専門誌は、スーパースポーツ並みの動力性能とロータス『エリーゼ』並みのハンドリングを兼ね備えたクルマ、と評している。
「公道も走れるレースカー」を謳うが、実用性や信頼性、品質面の高さも特徴だ。日本での販売価格は1449万円。設計・開発はイギリスだが、生産は南アフリカのハイ・テック社で行われる。