VW:フォルクスワーゲンのサンタモニカ・デザインスタジオから生まれた新しいコンセプトが、CSC(クーペ・スライディング・カブリオレ)と呼ばれるルーフだ。そのCSCデザインの第一号としてロサンゼルスモーターショーに登場したのが、『イオス』である。
CSC車は、クローズ状態ではクーペとなり、フルオープンのスライディング・サンルーフが付く。しかもそのサンルーフごとトップを下ろせばカブリオレにもなる。1台で3つの異なる空間が楽しめるボディなのだ。
イオスは2005年9月のフランクフルトモーターショーで発表され、北米では早ければ2007年に発売が始まり、価格もリーズナブルな2万2000ドル=250万円前後が予定されている。
幅1.79m、全長4.41m、高さ1.44mと全体的にコンパクトな作りながら、やや幅広のボディ縦横比がパワフルな感覚を演出している。エンジンは、2.0リットル・ターボFSI(200PS)と、3.2リットルV6(250PS)の2バージョンが北米向けに用意されている。
スポーティでエレガント、シチュエーションによって変えられるボディ形状など、イオスは新しいカーライフを提案するクルマとして十分なアピール力を持つ。