LPG車をでCO2の削減を---「LPガス自動車展示会」開催

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LPG車をでCO2の削減を---「LPガス自動車展示会」開催
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LPガス自動車普及促進協議会は11日、東京・池袋駅前広場で「LPガス自動車展示会2005東京」を開催した。そこには、輸入LPG乗用車をはじめ、LPGトラックなど約20台が展示された。

現在、日本では7700万台の自動車が走っているが、その自動車が排出するCO2は日本のCO2排出量の約20%にものぼっている。また、05年2月には地球温暖化防止を目的とした京都議定書が発効され、日本は2012年までにCO2を6%削減しなければならない。それだけに自動車のCO2削減は急務になっている。

「LPG車はガソリン車に比べて12%のCO2削減効果があり、燃料代もガソリン車の半分なんです。このようにLPG車は環境負荷が少ないし、最新のLPG車は性能についてもガソリン車と同等なので、タクシーだけでなく、一般にもっと普及させたい」とLPガス自動車普及促進協議会推進部会長で、伊藤忠エネクスホームライフ事業本部部長の古田洋二氏は訴える。

しかし、日本でのLPG車の普及台数はわずか30万台ほどで、韓国の約200万台に比べてまだまだ低い。「技術的にも日本は韓国に比べて遅れており、トヨタをはじめとした日本の自動車メーカーはもっと開発に力を入れてほしい」と古田氏。世界のLPG車の技術は大幅に進化しており、日本のタクシー=LPG車と考えてもらっては困るというわけだ。

現在、経済産業省の方針の元、「2010年26万台普及計画」を進めており、同協議会でもさまざまな形でLPG車のPR活動を行っている。

《山田清志》

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