救急車が出会い頭の衝突…搬送中の負傷者が再び被害

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2日午後、青森県弘前市内の県道交差点で、交通事故の負傷者を搬送していた救急車が、交差道路を走行してきた乗用車と出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故により、救急車で搬送中の女性が骨折などの重傷。救急隊員3人と乗用車の2人も軽傷を負っている。

青森県警・弘前署によると、事故が起きたのは2日の午後3時40分ごろ。交通事故の負傷者を搬送中の弘前消防署・西分署所属の救急車が、弘前市樋の口町付近の県道交差点を進行中、交差道路を走行してきた27歳の男性が運転する乗用車と出会い頭に衝突する事故が起きた。

この事故により、救急車で搬送されていた66歳の女性が胸部骨折などで重傷。救急車を運転していた32歳の隊員ら3人と、乗用車側の2人が軽傷を負い、全員が別の救急車で近くの病院に搬送されている。

事故当時、現場の信号機は「救急車側が赤」だったが、救急車はサイレンと赤色灯を使用した緊急走行状態だった。交差側道路を走行していたクルマの運転手は救急車の存在に気づいておらず、ほとんど減速できないまま衝突したとみられている。

搬送中の女性は別の事故で打撲などの軽傷を負っていたが、その事故から数十分後に起きた本件で重傷になった。

《石田真一》

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