ガソリンに不純物? 謎の裁判

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米ビッグ3が揃ってマラソン・オイル社を相手取った裁判を起こしたことが明らかになった。

実はこの事件、当事者あるいはその地域に住む人以外にはあまり知られていなかったのだが、2004年5月にルイスヴィル地域で販売されたマラソン・オイル社のガソリンに不純物が含まれており、そのためクルマのエンジンが損傷するという騒ぎが発生した。

この結果修理が必要となったクルマは1万2000台、その修理費用1200万ドルはマラソン社がすべて負担するということで一旦は決着したらしい。

しかしマラソン社側が今になってこの修理費用の返還を求めている。そのためGM、フォード、ダイムラークライスラーが揃ってマラソン社を相手取って裁判をする羽目になっているというのだ。

現在のところガソリンに混入していたという不純物についてなど、詳細は明らかにされていない。またもし本当にガソリンの不純物が原因でエンジンが故障したのならば、連邦政府による調査が入っても当然の事態だが、今回の裁判沙汰になるまでこの事件は大きく報道されて来なかった。

今後の裁判の中で様々な事が明らかにされるのだろうが、なぜマラソン社が今になって費用返還を求めているのかなど、謎の多い裁判と言える。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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