タイヤ破裂で男性死亡

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20日夕方、北海道砂川市内の運送会社で、大型ダンプトラックのタイヤが破裂し、整備を行っていた59歳の男性が死亡する事故が起きた。男性は胸を強打し、肋骨が複数折れていることから、警察では空気圧で吹き飛ばされたことが原因とみている。

北海道警・砂川署によると、事故が起きたのは20日の午後6時10分ごろ。砂川市西4条北22丁目付近にある運送会社の駐車場から「バーン」という大きな音が響き渡ったことに、事務所の中にいた従業員が気づいた。

この従業員が駐車場に様子を見に行くと、大型ダンプトラックの横で59歳の男性運転手が意識を失った状態で倒れているのを発見した。男性は近くの病院に収容されたが、胸を強打して肋骨を複数折るなどしており、間もなく外傷性ショックが原因で死亡した。

事故当時、男性は後輪のダブルタイヤに挟まった石を取ろうとしていたらしいが、発見当時このタイヤはバーストしていたという。このため、警察では男性が工具を使って石を除去した際にタイヤを傷つけたか、あるいは石ですでに傷ついていたタイヤがバース
トし、その空気圧で男性が吹き飛ばされたものとみている。

タイヤのバーストが起因となる事故は意外に多く、年に数件の死亡事故が発生しているという。乗用車のタイヤ程度でも大人を吹き飛ばすだけの空気圧があり、大型車の場合には即死に至るケースも珍しくない。

《石田真一》

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