米国格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、GM(ゼネラルモーターズ)とフォードモーターの長期債の格付けを投資不適格(ジャンク)の投機的レベルの引き下げたと発表した(既報)。
GMは従来のBBBマイナスから2段階引き下げてBB、フォードはBBBマイナスから1段階引き下げてBBプラスとなった。
今回、両社の長期債がジャンクボンド化するため、資金調達コストが増えて、さらに経営が悪化する懸念がある。S&Pでは「状況によっては債務を期日通りに履行する能力が不十分になる可能性がある」としており、もう一段の格下げもあると、している。