暴走族がタクシーを襲撃、13台被害

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5日、埼玉県さいたま市緑区内などで、暴走族とみられる集団から複数台のタクシーなどが襲撃を受け、バットや鉄パイプでフロントガラスを叩き割られる事件が起きた。被害台数は13台に達しており、警察では悪質な器物損壊事件として捜査している。

埼玉県警・浦和署、浦和東署によると、事件が起きたのは5日の午前3時30分から午前4時ごろに掛けての30分間。

最初に事件発生が通報されたのは同日の午前3時30分ごろ。さいたま市緑区東浦和1丁目付近の市道で、原付バイク6-7台程度の集団から走行中のタクシーが襲撃を受けた。バイクに乗った男たちは金属バットのようなものを叩きつけてフロントガラスを破壊。そのまま走り去った。

また、この直後から付近の県道に停車していたタクシーなどが同様の被害に遭う事件が続出。午前3時45分ごろには、さいたま市浦和区高砂1丁目付近にあるJR浦和駅前のタクシープールで7台が連続して被害を受けている。

30分間に破壊されたタクシーの総数は13台。この他、路上に駐車されていた警備会社が所有する巡回パトロール車1台も同様の手口でガラスを破壊された。襲撃されたタクシーは別会社のもので、無差別に狙ったものとみられている。

警察では暴走族グループなどによる悪質な器物損壊事件として捜査を開始。被害を受けたタクシー会社を含め、さいたま市内で営業する会社すべてに「最近、暴走族とのトラブルが起きていないか」を聞き取り調査する方針だ。

《石田真一》

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