【新BMW3シリーズ海外リポート】その2 エコと動力性能を高めた新ストレート6…こもだきよし

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今回、330iと320dの取材をスペインで行なった。

330iに搭載されるのは、新開発の直列6気筒だ。N52というコードネームでもわかるようにバルブトロニックを採用している。さらに量産エンジンとしては初めてのマグネシウム合金を採用した。クランクケース(シリンダーブロック)とクランクシャフト・ベアリング、シリンダーヘッドカバーにマグネシウム合金を使ってアルミニウムに比べて30%の軽量化を実現している。ダブルVANOS(無段階連続可変式バルブタイミング)も手伝って最大トルク300Nmを2500〜4000rpmの広い範囲で発揮する。また最高出力も20kWアップし190kW(258ps)になった。これで0-100km/hは6.3秒を達成している。

最高速度はメーカーの自主規制によりリミッターが作動して250km/hに抑えられている。トランスミッションはMTもATも6速である。日本には6速ATと6速SMGII(クラッチペダルのないMT)が導入される。6速ATのギヤ部分は『5シリーズ』と『1シリーズ』と同じモノである。

320dは2リッター直列4気筒のターボディーゼルである。これは静かで速くドライビングも愉しいから、日常の足としては最高のクルマである。ただし日本への導入の予定はない。最大トルクは340Nm/2000rpmで最高速度は230km/hをマークする。

日本へのデリバリーは5月からが予定されているが、直列6気筒エンジンは2.5リッター(325i)が6速ATとともに入ってくる。少し遅れて入ってくる直列4気筒は2リッター(320i)は6速ATと一緒に6速MTも導入されるようだ。2.5リッターは2750〜4250rpmの間で250Nmと、6500rpmで160kWを。2リッターは200Nm/3600rpm、110kW/6200rpmをそれぞれ発揮する。320iでも0-100km/hが9秒、最高速度は220km/hに到達する。(つづく)

《こもだきよし》

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