過激なママ、盗難車をぶつけてパトカー破壊

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1月28日、パトカーに追跡されていた盗難車がクルマ3台に相次いで衝突する事故が起きた。警察では盗難車を運転していた21歳の女を公務執行妨害などの現行犯で逮捕している。女は「盗難車ということは知らなかった」などとして、容疑を全面的に否認している。

兵庫県警・自動車警ら隊によると、事件が起きたのは1月28日の午後2時25分ごろ。兵庫県伊丹市北伊丹9丁目付近の国道171号線で、付近をパトロールしていた自動車警ら隊のパトカーが、前方に盗難届の出ている乗用車を発見。停止を呼びかけた。

しかし、クルマはこれを無視して逃走。突然バックしてパトカーに体当たりを仕掛けるなど、抵抗を繰り返した。

また、渋滞中の車列へ強引に突っ込むなどしたため、車両4-5台とも接触する事故を起こしている。クルマは約40分間に渡って逃走。府県境を越えて大阪府内に入ってからも走り続けた。

だが、大阪府大阪市西淀川区御幣島付近の国道2号線で再び渋滞中の車列に捕まり、行く手を遮られた。

クルマは幅1mほどの隙間へ強引に進入して進路を作りだそうとしたが、車列内での玉突き事故を誘発。車体左側を大破させたこともあり、身動きが取れなくなった。

追走してきたパトカーの警察官が運転していた21歳の女を公務執行妨害と器物損壊の現行犯で逮捕。助手席にいた乳児を保護した。乳児は逮捕された女の実子とみられるが、詳細はわかっていない。

警察の取り調べに対し、逮捕された女は逃走の容疑を否定するとともに、「盗難車だということは知らない。友人から借りたが、誰から借りたのかは話したくない」などと、供述自体も拒む姿勢を見せているという。

《石田真一》

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