2日、日産から『リバティ』の後継車種となる、ミドルサイズのミニバン『ラフェスタ』が発表された。『ラフェスタ』はリバティ同様に両側スライドドアを採用した、3列シートミニバン。
ボディサイズは4495×1695×1600mmと、全幅と全高はトヨタ『ウィッシュ』やホンダ『ストリーム』と同じサイズながら、全長は55mmも短いコンパクトボディになっている。
ラフェスタのコンセプトは「乗る人全員の気持ちを明るくし心を解き放つエブリデイミニバン」。つまり、乗員全員が開放感に包まれるインテリアを持ち、毎日のように乗りたくなる、運転しやすいパッケージングを追求している。
そのために「パノラミックルーフ」と呼ばれる、大きなガラスルーフを標準装備(レスオプションも用意)し、その他のウインドウも大きく取られている。ボディも最近のミニバンにはない、スクエアな形状をしておりボディの見切りも良くなっている。
搭載されるエンジンは新開発の「MR20DE」型の2.0リットル直4・DOHCの1種類のみで、全車にエクストロニックCVTが組み合わされている。4WDも全グレードに用意され、4WDにもエクストロニックCVTが組み合わされている。
車体のベースとなるプラットフォームも、新開発のFF用プラットフォームをいち早く採用するなど、日産の意欲が感じられるミニバンだ。なお、このプラットフォームは、今後2.0リットルクラスのFF車に順次採用される予定。
ウィッシュとストリームが激しく火花を散らしているミドルサイズミニバン市場に、ラフェスタは“開放感”という違ったアプローチで参入する。