いわゆる「箱乗り」状態でクルマに乗車していた20歳の男性が車外に落ち、全身を強く打って死亡した事故に関連し、北海道警は25日、この男性が乗っていたクルマを運転していた21歳の男を業務上過失致死容疑で逮捕した。
北海道警・釧路署によると、問題の事故は今月19日の深夜に発生している。
同日の午後10時25分ごろ、釧路町木場2丁目付近の国道44号線で、窓から上半身を外に露出して窓枠に腰掛けるという、いわゆる「箱乗り」の状態で乗用車の助手席に乗っていた20歳の男性が車外に転落。
近くの病院に運ばれたが、全身を強く打っていたほか、出血がひどく、数時間後に出血性ショックが原因で死亡した。
警察では事故の原因を調べていたが、男性の乗っていたクルマは片側3車線の国道で蛇行するように走っていたことがわかった。
このため、警察は「不安定な状態で乗車している男性が転落する可能性を認識しながら、無謀な運転をしていた」と判断。運転していた21歳の男を業務上過失致死容疑で逮捕した。
取り調べに対し、この男は「不安定だとは思っていたが、まさか落ちるとは思わなかった」などと話しているという。