転倒した白バイ、自転車の親子を直撃

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11日、和歌山県和歌山市内で、速度超過違反を行っていたバイクを摘発しようとしていた県警・交通機動隊の白バイが転倒。約50m滑走し、親子が乗っていた自転車に追突する事故が起きた。この事故で5歳の女児が一時意識不明となった。

和歌山県警・和歌山東署、同・交通機動隊によると、事故が起きたのは11日の午前9時30分ごろ。

和歌山市西付近の和田川堤防上にある市道で、同隊に所属する28歳の巡査部長が白バイでパトロールしていたところ、速度超過で走行するバイクを発見。摘発のために追跡を開始した。

ところがこの直後、白バイは道路の起伏にハンドルを取られて転倒。白バイはそのまま路上を滑走し、約50m前方を進行していた自転車に追突した。

自転車は後方から飛んできたバイクに弾き飛ばされて転倒。31歳の女性と5歳の女児が路面に投げ出された際に頭などを強打した。

このうち女児は直後から意識不明となっていたが、その後に意識を回復。全治約1カ月の重傷となった。女性も足などを強打する全治3週間程度の軽傷を負っている。

警察では「負傷された方には大変申し訳ないことをした。今回の事故を大きな教訓として、隊員には安全運転の指導を徹底させたい」とコメントしている。

事故を起こした巡査部長は今年2月に白バイ隊員として配属されており、事故当日は現場近くにある県警の交通センターを出発し、その直後に事故を起こした。

《石田真一》

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