パリサロン(パリモーターショー)でワールドデビューを果たした新型スズキ『スイフト』だが、同時にスイフトをベースとした次世代ラリーカーのコンセプトモデル「スイフト・スーパー1600コンセプト」が登場。
コンセプトモデルではあるが、ほぼこのままの状態で、現在JWRC(ジュニア世界ラリー選手権)で首位快走中の「イグニス・スーパー1600」から、来季後半にはバトンタッチされる予定。スーパー1600クラスは、排気量1600cc以下のNAエンジン搭載の市販車ベースのFFカテゴリーだ。
218馬力を発揮する1598.5cc/DOHC4気筒16バルブエンジンに、ミッションはコラムシフトの6速シーケンシャルでクラッチはシングルプレート。サスペンションは、フロントがストラット、リアがトーションビームなど、パワートレインや足回りの基本的なスペックはイグニス・スーパー1600を継承する。
いっぽう、ベースとなる新型スイフトのワイドトレッド化に伴い、ボディのディメンションは、全長3695mm×全幅1805mm×全高1490mm×ホイールベース2390mmと、ショート&ワイドになった。
ベースになっているモデルが日本導入予定のない3ドアハッチバックモデルだけに、現時点での国内での販売は計画されていないが、ラリーカーのデビューに伴いスポーツモデルとして国内でも追加投入される可能性も。ラリーカーの成績いかんといったところ?