トヨタ、IMVプロジェクトがタイで始動

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トヨタ自動車は25日、タイの生産子会社「トヨタモーター・タイランド」で新興市場向けの多目的車「IMV」(イノベーティブ・インターナショナル・マルチパーパス・ビークル)のラインオフ式を行った。2006年には世界生産が50万台を超える大型プロジェクトがスタートした。

生産開始のセレモニーには、アジア担当の豊田章男専務が出席、現地従業員らとラインオフを祝った。IMVはピックアップ3タイプのほか、ミニバン、SUVの5車種がシリーズ化される。

25日生産開始したのはピックアップの『ハイラックスVIGO』。タイでは05年からSUVも生産する。引き続き、9月1日にはインドネシアでミニバンも立ち上げる。

さらに05年には南アフリカ、アルゼンチンでも生産を始め、最終的には世界140カ国以上で販売する。06年には生産国は9カ国程度に拡大、生産量も50万台以上を目指す。IMVは日本では生産せず、トヨタにとっては初の海外主体の大型事業となる。

《池原照雄》

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