頭突き一発…取り締まりの警官が負傷

自動車 社会 社会

神奈川県警は26日、駐車違反の取り締まり行為に激怒し、警察官に対して頭突きを行うなどの暴行を加えたとして、30歳の男を公務執行妨害の現行犯で逮捕した。暴行を受けた警察官は全治5日間程度の軽傷を負っている。

神奈川県警・横須賀署によると、事件が起きたのは26日の午前10時35分ごろ。県警・駐車対策課に所属する49歳の巡査部長が横須賀市若松町2丁目付近の市道で駐車違反の取り締まりを行っていたところ、配送用ワゴン車を路上駐車していた30歳の男が戻ってきた。

巡査部長は違反摘発の事実を告げ、男に対して運転免許証の提示を求めるなどしたが、男はこれに激怒。「つまらない取り締まりなんてやっているんじゃない」などと怒鳴りながら巡査部長に頭突きした。巡査部長は顔面左側でこれを受けて転倒、全治5日間の軽傷を負った。

男はすぐに取り押さえられ、公務執行妨害の現行犯で逮捕されている。警察での取り調べに対しては「腹が立った」などと供述しているという。

神奈川県内では22日に駐車違反の見逃しを依頼し、警察官に現金を渡そうとした男が贈賄の現行犯で逮捕されるなど、駐車違反絡みのトラブルが頻発している。いずれのケースでも「悪いのは駐車違反の取り締りを行う警官」ではなく、「規制を無視して路上駐車を行った違反者」であるのは言うまでもない。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース