ソニーマーケティングは6日、30GB容量のハードディスク(HDD)を搭載し、6.5型VGAモニターを備えたカーナビゲーションの新製品『XYZ』(ジィーゼット)を発表した。
組み合わされる機能に応じて3タイプがラインナップされている。価格はオープン設定だが、ハイエンドにあたる『NV-XYZ77』の予想価格は21万円程度となっている。
これまでにもHDDを搭載したカーナビは他メーカーからも数多く発売されているが、XYZの特長は「HDDの中身はユーザーが自由に扱える」ということにある。
WindowsパソコンとUSBケーブルを介してリンクさせることが可能で、感覚的には“外付けHDD”といった感じ。PCと接続して音楽や映像をナビ内のHDDへ自由に転送するだけではなく、ナビ内にあるコンテンツをPC内で保存することもできる。採用されているのはUSB2.0規格なので、ファイルの転送もスムーズ。
30GB容量のうち、地図データが占める割合は初期段階で約20GBとなっているが、地図=コンテンツという考え方のため、自分が普段使っている場所のみをナビ内に残すようにすれば、空いたスペースを他のコンテンツに振り分けることも可能だ。