「カーナビというものは非常に便利なアイテムだ」ということが頭の片隅ではわかっていても、初めて購入する人にとってはハードルが高い。「買っても使いこなせないのでは…」、「自分のクルマには取り付けられないかも…」と悩んだり。女性にはその傾向が特に強いようにも思える。
ファッションにこだわる女性にとっては「色」の問題も無視できない。クルマはもちろん、携帯電話やデジタルカメラまでもカラーバリエーションがあるのは当たり前。さまざまな色の中から、お気に入りの色を選ぶことができて当然の世の中だ。
「それなのにどうしてカーナビだけは黒だけなの?」という疑問を感じる人は多かった。そうした要望に応えるかのようにパナソニックが満を持して発売したのがストラーダ『DS100』。クルマの内装色に合わせた3色をラインナップしている。
デザインを手掛けたのは気鋭のデザイナー、グエナエル・ニコラ氏。クルマだけではなく、ゲーム機のデザインや、携帯電話会社のロゴデザインも手掛けたという経歴を持つ。そしてニコラ氏は現在市販されているクルマのインテリアカラーや、ユーザーのライフスタイルの傾向をリサーチした結果として、最終的に「エレガントシルバー」、「タフブラック」、「スタイリッシュブラウン」の3色をDS100のボディカラーとして選んだ。
このDS100を編集部員が所有するスバル『インプレッサ』に早速装着してみた。インプレッサのインパネはスポーティーなイメージが強調されるブラックで、カーステレオなどはシルバーとなっている。服を試着するかのように、3色すべてを装着してみたのだが、このクルマにはシルバーが似合うと感じた。ブラックも捨て難いと悩んだのだが、カーナビをひとつのアクセントと考えた場合にはシルバーがしっくりくる。
DS100はポータブルカーナビだけに、ニコラ氏は「持ち運びする」ことにも着目。手にしたときの質感についてもかなり細かくリクエストしていたと聞く。タフブラックで実現したラバーのような手触りにはとくにこだわった。スタイリッシュブラウンも複数回の塗装を行なう多層仕上げ。シルバーもプラスチックの素材色をそのまま使うのではなく、ちゃんと塗装を行なっている。
3つの色の中でお勧めなのは、なんといってもスタイリッシュブラウン。最近の軽自動車やスモールカーに多いブラウン系のインテリアを持ったクルマにもマッチする。こうしたクルマのオーナーで「私のクルマにカーナビは似合わない」と思ってきた女性はとくに注目してほしい。
洗練されたデザインと、使い勝手のよさをひとつにしたDS100は、あなたのドライブを豊かなものに変えてくれるはず。知らない街、行ったことのない街に行動範囲を広げてみてはいかがだろうか。