救急車を壊した新成人、酔いが醒めておとなしく逮捕

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古川市で行われた成人式の後、酔った勢いで建物の2階から飛び降りて負傷した新成人の男性を搬送しようとした大崎地域広域行政事務組合・古川消防署の救急車がやじ馬に蹴られて損傷した事件で、宮城県警は19日、救急車を損傷させた20歳の男を公務執行妨害と器物損壊の容疑で逮捕した。

また、この騒動に紛れて会場となった古川市民会館の窓ガラスを破損した別の20歳の男も器物損壊容疑で逮捕されている。

宮城県警・古川署の調べによると、この事件は今月11日に発生している。同日の午後3時ごろ、成人式の式典が行われた古川市民会館の2階部分から酒に酔った新成人の男性が飛び降り、負傷したとの通報が古川消防署に寄せられた。

現地には救急車が派遣されたが、事故後も酒を飲み続けていた新成人の集団が駆けつけた救急隊員の頭を小突くなどして公務を妨害したほか、救急車の左後部を蹴りこんで破損させるなどの騒ぎを繰り返した。

また、この騒ぎに乗じて同じグループが建物内に乱入。1階の事務室付近の窓ガラスを蹴破るなどして破損させた。

救急車が配置されている大崎地域広域行政事務組合と古川市は警察に対して被害届を提出。目撃情報から騒ぎに加わっていた2人の新成人が容疑に絡んでいたと判断。2人も酔って暴れたことを認めたため、19日までに逮捕した。

《石田真一》

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