『RX-8』に10点を入れました。なぜかというと、最近の国産車の多くはデザインがつまらない。そういう流れに衝撃を与えたい。刺激が必要だと感じたからです。その中でも最近のマツダのデザインが既成概念にとらわれないで、新しいものを作りだそうとする意欲をクルマから感じ取れる。そういった点を高く評価しました。
ロータリーエンジンと6MT、観音開きドアもじつに魅力的ですが、それをカタチにした、マツダのガッツに共感を感じるし、その部分が今の国産車に欠けている点だと思います。
本来なら、体力のある大メーカーが率先して、新たな価値観を作り上げるべきですが、今マツダが行っていることが引き金となって、これからの国産車にデザイン的な革命が起こればいいと思っています。
レガシィはハードウェア的にも完成度が高いし、ボクのライフスタイルにじつにマッチしていて、実際に購入して乗っていますが、イヤーカーとなるべき素質という点では、デザイン要素が欠けている。あらゆる点を総括してみて、今年はエイトが10点だったということです。……談