KURE CRC 5-56は、金属専用の防錆潤滑剤だ。固くなったボルトから蝶番まで金属接点部分の潤滑に役立ち、錆びも防ぎ、さらには多少の錆びなら落としてしまう。また、油汚れを落とすのにも便利で、例えば古グリスがべったりこびり付いたところへ5-56を吹きかけると、キレイサッパリと古グリスを洗い流せたりする(けどその後はちゃんとグリスアップしてネ!!)。金属以外の、例えばゴムや樹脂などに使うと、その種類によってはゴムや樹脂を少々痛めることもあるものの、対象が金属ならば何でもイケちゃう5-56。やはり一家に1本の万能防錆潤滑剤なのである。
さすがKURE CRC 5-56。さすが呉工業だぜ。呉工業のCRCとかいう技術を使って、556種類のケミカルを開発したんだよきっと。その最新版がコレ、5-56なんだよきっと……え? 違う!? どーも違うらしい。
てなわけで調べてみたら、KURE CRC 5-56てのは、まず呉工業と米CRCインダストリー社の提携上生まれた製品なんだそうだ。元は米CRCインダストリー社の“CRC 5-56”という製品だそうで。
また、5-56というのは556番目とかそーゆーコトでもないらしい。米CRCインダストリー社の創業当時の番地が1-16だったので、最初の製品に1-16と名付けたんだそうだ。で、2番目の製品が2-26、その後は3-36、4-46、そして5-56となったんだそうだ。なお、日本でのこの分野の製品としては、KURE CRC 5-56がトップシェア。何と98パーセント以上のシェアだそうで、ダントツの製品なんですな。
ちなみに、KURE CRCブランドで現在発売されている製品としては、2-26、3-36、5-56、6-66がある。KURE CRC 2-26は“金属表面から水分を徹底的に除去する電気装置用防錆・接点復活剤”、KURE CRC 3-36は“強力な浸透力と清浄力の工業用防錆剤”、KURE CRC 5-56は“さびを落とし動きをよくする工具箱の必需品”、KURE CRC 6-66は“船舶をベストコンディションに保つマリーン専用の防錆・防湿・潤滑剤”となる。ん〜全部揃えてみたい!!
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