試乗車は『E220dステーションワゴン・アバンギャルドスポーツ』という長い名前を持つ。メルセデスベンツと言えば、泣く子も黙るクルマ界の帝王的存在。かつては最高の存在として崇められてきた。
ルノー『トゥインゴ』がデビューした時試乗したのは、0.9リットル3気筒ターボと6速DCT(ルノーはEDCと呼ぶ)の組み合わせ。そのキビキビとした走りには驚かされたものだ。
SUVにしちゃ、ちょっとアシが硬いかな。それに、セダンの『ジュリア・クワドリフォリオ』に比べて、ドライバーへ伝わってくる“しっかり感”に、少し乏しい気もする。キャビン形状のせいだろうか、わずかに緩い。ドライブトレーンの制御も、やや乱雑だ。
東京モーターショーにも展示されたDSブランドのフラッグシップ、『DS 7 クロスバック』の国際試乗会が行われた。場所はもちろんパリ。第2次世界大戦前から親しまれたプールを、アール・デコ調建築はそのままにホテルとして生まれ変わらせた施設がベースだ。
「フランスのデザインと香りが室内外に漂う。乗り味滑らかなルノーらしさでスポーティー。切れば判る後輪操舵の威力!」
『アルテオン』はVWのフラッグシップモデルとして登場。事実上、従来の『CC』後継モデルとなり、4ドアクーペのスタイリングを持つグランドツーリングだ。
写真で見たときよりも実車を見るとプレミアム感がある。ドアノブをボディに収納したデザインなど、ショーモデルのようなスタイリングがとても美しい。
今でもヨーロッパの街から日本へ帰ってくると、無性に、小さなフランスやイタリアのクルマに乗ってみたくなる。それは、センスのいいブランドの服を着こなしたい、とか、美味しいフランス料理に舌鼓を打ちたい、とか、そういう気持ちに似ているんじゃないか、と思っている。
このところ、3列シートのクルマが気になる。理由は我が家の家族構成の変化で、どうしてもチャイルドシートを2つ付けなくてはならなくなったからだ。
フェラーリエンジンを搭載したFRアルファの登場だ!クアドリフォリオの目が覚めるキレッ切れに刺激的なハンドリングは、曲がり過ぎるほど曲がる、既存のFR車に対するカンフル剤か!?
3代目となる新しい『X3』を見ての第一印象は「ん?変わった?」であった。よく見れば各所が更新されているのだが、特徴的なキドニーグリルとそのシルエットからは大きく変わったという印象は受けない。
ひと昔まで、「デザインがなんとも洒落ている」というのはヨーロッパ車の専売特許だったようにも思う。だが最近は日本車もその分野での進捗が著しく、「デザインにこだわるならやっぱ欧州車だよね」と一概には言えなくなってきている。
キュートな姿カタチだけじゃない、これぞシトロエン風味だ!! ひと頃のマスクが厳つい時代はドイツ車並の硬い乗り味だったシトロエンだが、やはり世界中から否定されたのだろう。
この期に及んで!? 400ps/480Nmの新5気筒エンジン搭載です。エンジンが発する音源が、当然だが4気筒とも6気筒とも異なり、クルマの内外装の仕上がりと同様、高品位な質感の5気筒サウンドが心地良い。