トヨタ ラッシュ に改良新型、ダイハツからOEMの小型SUV…フィリピンで発売

2017年11月発表の現行ラッシュはダイハツテリオスのトヨタ版

全グレードが3列シートの7名乗りに

1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載

トヨタ・ラッシュ 改良新型
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トヨタ自動車のフィリピン部門のトヨタモーターフィリピンは11月26日、コンパクトSUVの『ラッシュ』(Toyota Rush)の改良新型をフィリピンで発売した。

2017年11月発表の現行ラッシュはダイハツテリオスのトヨタ版

ラッシュは日本国内において、2006年に発売された小型SUVで、ダイハツ『ビーゴ』のOEMモデルだった。2016年3月、日本国内での販売を終了した。しかし、インドネシアなどの一部海外市場では、引き続き販売されてきた。

2017年11月に発表された現行ラッシュは、インドネシアでダイハツが発表した『テリオス』のトヨタ版だ。現地で人気の7名乗りの小型ミニバン、トヨタ『アバンザ』の車台をベースに開発された。

ラッシュは2018年、フィリピン市場に導入された。ラッシュは、トヨタモーターフィリピンのラインナップで最も売れているモデルのひとつ。2019年は、年間で1万5000台以上のラッシュが販売された。この結果、ラッシュは2019年、フィリピンのベストセラーエントリーSUVモデルになっている。

全グレードが3列シートの7名乗りに

このラッシュの改良新型が11月26日、フィリピンで発売された。従来、2列シートだったラッシュの「Eグレード」が、-3列シートに変更された。このアップデートにより、ラッシュのすべてのグレードが、3列シートの7名乗りSUVとして提供されるようになった。

さらに、上位モデルの「Gグレード」で最も人気のある機能のひとつのリバースカメラが、Eグレードでもオプションで利用できるようになった。

トヨタモーターフィリピンによると、これらの新しい機能が加えられたEグレードは、モダンでスタイリッシュ、広々として効率的でありながら、手頃な価格のファミリーカーとしての地位を維持しており、価格を気にすることなくSUV体験を楽しみたいユーザーに最適という。

トヨタラッシュのすべてのバリエーションには、220mmの最低地上高、7インチのインフォテインメントシステム、バックソナーなどを装備している。6つのSRSエアバッグ、ABS、VSCなどの安全機能も採用した。ラッシュは2018年4月、衝突安全テストのアセアンNCAPにおいて、最高評価の5つ星を獲得した。ラッシュの各システムには、品質、耐久性、信頼性を提供するというトヨタの確かな利点が息づいているという。

ボディカラーは、全6色を用意した。ボルドー、レッド、ブロンズ、ブラック、シルバー、ホワイトをラインナップする。

1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載

エンジンは、「2NR-VE」型1.5リットル直列4気筒ガソリン自然吸気ユニットだ。最大出力は102ps/6000rpm、最大トルクは13.6 kgm/4200rpmを発生する。トランスミッションは5速MTまたは4速ATとした。車両重量は1870kg。

ボディサイズは全長4435mm、全幅1695mm、全高1705mm、ホイールベース2685mm。最小回転半径は5.2mとした。3列シートのうち、2列目は60対40分割、3列目は50対50分割となる。タイヤサイズは、Eグレードが215/65R16、Gグレードが215/60R17を装着している。Gグレードには、スモーククローム仕上げのフロントグリル、革巻きステアリングホイール&シフトレバーが装着される。

改良新型ラッシュのフィリピンでのベース価格は、1.5リットルエンジンを搭載するEグレードのMTが98万3000ペソ(約213万円)、ATが102万3000ペソ(約222万円)だ。トップグレードのGグレードは、ATのみで110万ペソ(約239万円)とした。フィリピン全土のトヨタの70のディーラーを通じて、販売されている。

《森脇稔》

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